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小学3年生でここまでできる「人にやさしい」まちづくり 全22時間へ

6 自分の考えをまとめよう(1時間


 高山佳己 トップHP

1 自動販売機は人にやさしいか(1時間)
  2 人にやさしいまち探検の計画を立てよう(3時間)
3 人にやさしいまち探検をしよう(4時間)
4 「元城小の校区は人にやさしいまちになっているか」発表会準備をしよう(7時間)
   
5 「元城小の校区は人にやさしいまちになっているか」発表会をしよう(2時間)
6 自分の考えをまとめよう(1時間)
  
7 わたしたちの未来のまちづくり(4時間)



次の新聞記事の拡大コピーを見せ,記事の一部を読み上げた。

視覚障害者に危険な駅
5年で9人転落死
点字ブロック効果なく
『点字誘導ブロックがある駅ホームから視覚障害者が転落する事故が相次ぎ,1994年以降全国で,少なくとも9人が死亡していることが17日,毎日新聞の調べで分かった。ブロックに気づかなかったり,途切れた場所から転落するケースが多いとみられる。都内の視覚障害者団体の調査によると,3人に2人がホームからの転落経験があるという。通勤や通学のため電車を利用する視覚障害者が増えているが,点字ブロックだけでは事故対策が万全とはいえない実態が浮き彫りになった。』『頭を打ち気絶状態になったなど,6回も転落経験のある人もいた。』

指示 点字ブロックがあっても目の不自由な人の事故がこんなにあります。
    どうすればいいでしょう。自分の考えをノートに書きなさい。

5分後発表させた。
@止まれの点字ブロックを手前に置く。
A近くにいる人が声をかける。
B特別な道を造る。
C切れ目をなくす。
D目の見える人と一緒に歩く。
E放送で知らせる。
F家の人と一緒に歩く。
G手すりをつける。
H笛を鳴らす。

この後,話し合いをさせた。
AFへの賛成意見が多かった。
@Cについては,効果がないという反対意見が出た。
Hも駅にはいろいろな音があるから分からないという反対意見が出た。

説明   目の不自由な人である人はこう言っています。
    『大阪市の市営地下鉄天王寺駅のホームから転落,電車にひかれて重傷を負った学生は,「落ちるまでに,声を掛けてくれる周囲の乗客がだれひとりいなかった。ショックです」と話している』

※ここでもう一つの新聞広告を見せて,読む。

指示 最後に発表会を終えて,「元城小の学区は『人にべんりで親切な町』になっているか」といういう題で作文を書いてもらいます。

◇代表的な子どもたちの作文を2つ紹介する。


元城小の学区は「人にべんりで親切な町」になっているか発表会で,思いついたことがあります。それは,体やいろいろなところの病気の人って,すごく困っているんですね。ぼくが,目が見えなかったらどうしようと考えたことがあります。困るだろうなと思います。そんなことが,あったらどうしようと考えてしまいます。
 ぼくができることは次のことです。
 @やさしく,親切なことをやります。
 A声をかけてあげるです。


 探検発表会を聞いて,元城小の学区は人にべんりで親切な町になっているか,わたしは,まだ親切かそうでないかはよくわかりません。
 でも,これからは「絶対に親切な町だ」そう思うように,そして思われるようになりたいです。
 わたしは,ほんのちょっぴりの勇気が出せるといいなあ。
 そして,目の不自由な人のじこやけががない,そういう町にしていきたいです。勇気が親切な町につながって行くんじゃないかなあ,そう思います。
 わたしができることは次のことです。
 @勇気を出して困っている人を助ける。
 Aできることはありますか?と体の不自由な人にきく。